本組み立て椅子は、図に示すように円形の座板とそれを支える半円形の一対の支持板と半円形の一対の脚板で構成されています。座板には外側の係合凹部が4ケ所、内側にも、係合凹部が4ケ所あります。2枚の指示板にはそれぞれ係合凸部が2ケ所あり、支持板は中心線に沿って作られた溝にはめ込まれ、互いに直交します。一方、2枚の脚板もそれぞれ中心線に沿って溝が掘られ、はめ込むと直交します。支持板と脚板が45度ずれた角度位置で交差するように組み付けられているのが特徴です。本発明は、上記のような構成を有することで、容易に組み立ておよび分解が可能で、十分な強度を備えています。これは平成22年度デザインパテントコンテスト(文科省・特許庁主催)大学部入賞作品で、当時の専攻科学生末永英君が意匠登録(1429104号)し、支持板と脚板の組み立て機構について私どもが特許を所持しています。
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